TGS 2010のアイレムブースで最もスペースを大きくとって展示されていたイチオシのタイトルはだが,この9月9日に発売されたばかりのPSP用カードゲームもしっかり展示されていた。 本作は,約2年前に発売されたの続編。ルーツをさらにさかのぼれば,ファミコン時代にアイレムから発売されていた「不如帰」というタイトルの歴史シミュレーションに源流を求めることができる。 本作は戦国時代を舞台とした,トレーディングカードゲーム+シミュレーションゲームだ。プレイヤーは,5×5マスの戦場に,カードで表現された部隊や武将を配置し,それらに指示を出すことで敵と戦っていく。 本作には600種類以上のカードが存在しており,プレイヤーはその中から40枚を選択してデッキを構築し,対戦を楽しめる。初めからすべてのカードが使えるわけではなく,その多くはプレイを進めることでアンロックしていく仕組みだ。 スタッフに聞いたところ,前作と比較して本作は,多くの点に改良が施されているという。 たとえばルール。大きな所では,前作では1ターンに1ユニットしか動かせなかったが,今作では何体ものユニットを行動させられるようになった。そのためゲームのテンポや,先を読む面白さがかなり増しているとのことだ。 またカード関連では,自軍に対して有利な効果が即時発動する「計略カード」や武将などの兵力に“装備”させられる「伝令カード」などといった前作から存在するものに加えて,今作からは新しく「昇格カード」「反計カード」が登場している。 昇格カードは,自軍の武将をレベル2/レベル3にパワーアップさせるもの。ただしこのカードを使うにはフィールド上にレベル1状態の武将が登場していなくてはならない。デッキの中にどれだけ仕込んでおくのか,そのバランスが難しそうなカードだ。 反計カードは,対戦相手が使った計略カードの効果を無効化したり跳ね返したりするもの。うまく使えば敵方に非常に大きな打撃をを与えられるカードだ。 シングルプレイ部分では,キャンペーンモードのボリュームが大きく増しているとのことだった。ややボリューム不足だった前作には,「もっとシングル部分を充実させてほしい」という声が多く届いていたそうだ。今作のキャンペーンではステージ間に挟まれるキャラクター同士の掛け合いも充実しており,さらに選び方によって新たなカードが手に入ったりする選択肢が現れるなどといった要素も追加されているという。 またチュートリアル部分も,プレイヤーの要望を反映して大幅に分かりやすいものになっている。カードゲームはルールを覚えるまでが大変だったりするが,本作は充実したチュートリアルにより,前作の未経験者もスムーズに楽しめるようになっているとのことだ,リネージュ2 RMT。 マルチプレイ部分では,前作がアドホックモードのみの対応で,目の前の人としか対戦できなかったのに比べて,今作はインフラストラクチャーモードに対応し,インターネットを介したマルチプレイが楽しめるようになっている。本作はほかのプレイヤーと対戦をすると,FF11 RMT,対戦結果に関わらず新たなカードが得られるようになっている。これはプレイヤーの対戦欲を煽るための仕掛けだという。 数々の要素追加と改良によって,「戦国絵札遊戯 不如帰 大乱」は戦略の幅も遊び方の幅も前作よりも大きく広がったものに仕上がっている印象である。興味のある人は購入を検討してみてはどうだろうか。
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